自主文化事業への取り組み
3県のべ16都市にて自主文化事業や記念公演を行ってきました。
※「蒼空」と「桜舞」にて
これまで、宮城県・鹿児島県・宮崎県において、各自治体の自主文化事業として「舞台」文化に触れる機会を提供してきました。 現在では、小中学生への平和教育・情操教育としての公演を求められる形が増えてきました。 未来を創り出す子供たちが、学校の授業とは違う観点で、「感動」と共に歴史と命の尊厳を学ぶ機会としてINDIGO PLANTSの公演が求められています。 また、地元小中学生の特別出演、バックステージツアー、設営などを一緒に行う職業体験など、各自治体の求める形に合わせ、様々な形を提供しています。
「桜舞〜花征きて〜」自主文化事業 実施都市一覧
2025年
会場:都城市総合文化ホール(MJホール)
7月30日(水)・7月31日(木)・8月1日(金)
2,000人
宮崎県都城市公演(3日間公演)
会場:野口遵記念館
8月11日(月・祝日)
400人
宮崎県延岡市公演
会場:志布志市文化会館
8月16日(土)
500人
鹿児島県志布志市公演
2024年
会場:垂水市文化会館
8月1日(木)
900人
鹿児島県垂水市公演
会場:曽於市末吉総合センター
8月4日(日)
400人
鹿児島県曽於市公演
会場:錦江町文化センター
8月7日(水)
600人
鹿児島県錦江町/南大隅町共催公演
会場:金峰文化センター
8月11日(日)
600人
鹿児島県南さつま市公演
2022年
会場:肝付町文化センター
8月11日(木・祝日)
300人
鹿児島県肝付町公演
※コロナの為、客席数は5割
会場:リナシティかのや ホール(鹿屋市市民交流センター)
8月14日(日)
200人
鹿児島県鹿屋市公演
※コロナの為、客席数は5割
「桜舞~花征きて~」とは
己の命と向き合う人々を通して、時代、そして心を描く人間ドラマです。
劇団員・久保泰(脚本)の祖父が桜花設計に関わっていた(主翼部分一般の設計。
長さ、角度、翼幅荷重や揚力の研究・設計)事が作品を創る契機になりました。
「桜舞」を通して、今は亡き人々の輝くような笑顔と未来への切実な祈りを現在に 伝え、平和への想いと命の大切さを感じてもらうきっかけにしたいと考えています。
あらすじ
太平洋戦争末期に行われた十死零生の作戦があった。
「桜花作戦」
桜花とは、大型爆弾に操縦席と翼、ロケットを付け、一式陸上攻撃機が敵艦船付近まで運び発射する特攻兵器である。
神風特別攻撃隊が編成される以前、1944年10月1日に編成された。
名を第七二一海軍航空隊。通称「神雷部隊」という。
桜花要員として鹿屋基地に赴任した秋山勇・予備少尉。
彼は未だ迷いの中にいた。生きる事とは。死ぬ意味とは・・・。
「生きる」為に命があると語る従軍看護婦・山際響子。
職業軍人として「死への覚悟」を語る陸攻隊隊長・近藤伍郎少佐。
画家になる「夢」を語る桜花整備兵・御代田啓太。
自分を取り巻く人々との掛け替えのない時間を通して、秋山は自分が進む道の、真の意味に気付いてゆくのであった。
「蒼空~空どこまでも蒼く~」に続く海軍特別攻撃隊作品 第二章。
運命の花の征きつく先とは・・・。
桜花とは
生還不能の特攻兵器に付けられた名称です。
大型爆弾に操縦席と翼、ロケットを付け、母機である一式陸上攻撃機に吊るされて目標付近で分離して発射。
発射された桜花を搭乗兵自身が操縦し、敵艦船へ体当たり攻撃を行うという、特攻の中でも人間魚雷・回天
と並ぶ残酷な兵器と言われています。
終戦までに755機生産され、55名の桜花搭乗員が特攻戦死しました。
桜花を搭載した一式陸攻は特攻が任務ではない為、基地に帰還する事が求められました。
しかし桜花の重量により速度が低速となり運動性が大きく損なわれる為、敵に狙われやすく、目標地点に到達する前に撃墜される事が多く、また、一式陸攻の操縦には7名の人間が必要で、桜花1機の為に7名もの人間が犠牲になるこの作戦は反対するものが多くいました。しかし桜花作戦は続きました。
一式陸攻搭乗員は365名が戦死。
放たれた瞬間に搭乗員の死が約束されるこの兵器は、米軍にとって理解不能で「Baka Bomb(馬鹿爆弾)」と呼ばれていました。
お客様からの声
■筆舌に尽くし難いぐらい感動しました。(10代 男性)
■この演劇で改めて「生きる」という事を考えさせられました。(高校1年 女子)
■戦争を分かっている世代の私たちにとって、じんとくるものがあった。(80代 女性)
■歴史というものにとても重みを感じました。(高校3年 男子)
■平和の尊さ、愛する人といつまでも一緒に暮らせること、戦争のない時代・・・幸せですね。これからも平和の尊さを訴え続けてください。(50代 男性)
■戦争を知らない若者に、二度としてはいけない心を育ててくれる事を嬉しく思います。(60代 女性)
■今、家族と何気ない生活を一緒に過ごしていることを当たり前だと思わず、1日1日を 大切に家族と一緒に過ごしていきたいと思いました。(高校2年 女子)
■特攻隊という名称は知識として知っていても、他人事だった。その事を恥ずかしく思う。(30代 男性)
■学生の頃にもっと授業で学ぶ機会が欲しかった。(20代 男性)
■生の演技は迫力が凄い。隊員の家族に感情移入した。(中学2年 男子)
■過去の命の犠牲と、今の平和について考えさせられた。(中学2年 女子)
■音響や照明も凄くて、1つ1つに感動して見ているとあっという間に終わっていました。(高校2年 女子)
■これから私は桜を見る度に今回の劇と桜花の事を思い出すと思います。この度は私たちに このような素晴らしい劇を鑑賞する機会を与えてくださって本当にありがとうございました。(高校3年 女子)
■沢山の感動と勇気を与えてくださってありがとうございました。(高校3年 男子)
一式陸上攻撃機と桜花のスペック















